自動販売機で天ぷらうどんを買ってみた

知ってる人は知っているレア自販機。

うどんが買えちゃうんです。

ずっと気になっていたので、買って食べてみました。

うどん自販機とは

うどんが出てくる自販機です。

カップ麺ではありませんよ。

プラスチックの器に入った、ちゃんとしたうどんが出てきます。

 

24時間営業の飲食店やコンビニが当たり前になった現代、滅多に見ることがなくなったうどんの自販機。

昭和の時代には全国にたくさんあったようですが、今も現役で稼働しているのはごくわずか。

レアな自販機です。

今日は、そのうちの貴重な1台に行って、実際に食べてみました。

どこにあるの?

今回行ってみたのは、愛媛県四国中央市です。

霧の森大福が有名ですね。

 

四国中央市は製紙業が盛んな街。

四国中央市のゆるキャラ「しこちゅ〜」も、常にティッシュを箱ごと首からぶら下げています。

 

 

しこちゅ〜がティッシュ・・・

四国中央市は製紙(せいし)業が盛んですからね。

はい、なんでもありません。

 

 

うどんの自販機は四国中央市の海沿いに位置する工場地帯にあります。

大久保自販機店といいます。

買ってみた

地図の場所に行ってみると、あった!

 

大きな看板にデカデカと「」と書かれています。

ジュースより大きく書いとるがな。

向かって左には祠があります。

そしてその奥に、ジュースの自販機に挟まれてうどんの自販機が鎮座していました。

 

近づいてみると、こんな感じです。

ここはうどんだけの販売のようですが、他所のうどん自販機は蕎麦を併売しているとこもあるようです。

値段は1杯250円!

 

 

ボタンはこんな感じ。

お金を入れると、ボタンの上のランプが点灯します。

ボタンは2個ありますが、どちらも天ぷらうどん。男の一択です。

かけうどんかと思っていたのですが、天ぷらまで付いてくるとはなんと贅沢な!

蕎麦を売っているところだと、片方のボタンが天ぷらそばなんでしょうか。

 

写真が見切れてしまっていますが、ボタンを押すと、ボタンの上に出来上がりまでの時間が表示されます。

出来上がりまでは25秒。

秒数がカウントダウンされ、期待は高まります。

 

「ガタガタガタ」

 

「ガタガタガタ」

 

「ジョボボボボボボ.......」(取り出し口からお湯が垂れてくる)

 

チン♪

 

 

!!!?

 

 

電子レンジのような「チン」音とともに、ボタンの下の取り出し口の扉が開かれます。

いよいよ天ぷらうどんとご対面。

 

 

 

 

 

 

きつねうどん!!!

 

三角に切られたお揚げと、ワカメ、揚げ玉が入ったうどんが出てきましたよ。

 

ねえ?ねえ?これきつねうどんだよね?

天ぷらうどんじゃな買ったの?

 

揚げ物だし、広義の天ぷらうどんなのかな。

味は?

とりあえず、お出汁を一口飲んでみます。

出汁はなかなかいいお味。

続いて麺を。

コシがあるわけではなく、かと言って柔らかい訳でもなく、噛むとブチブチ切れる感じの麺です。

うどん屋でこれが出てきたら残念な感じですが、自販機で温かいうどんが食べられることを考えるとそこそこなクオリティです。

忘れちゃいけない。これ1杯たったの250円ですからね。

うまく表現できませんが、素朴なうどんでした。

まとめ

自販機の横にあるゴミ箱の中には、空の器が100個以上入っていました。

今でもかなりの需要があるようです。

 

こういったレア自販機を探したり、ネットで調べて巡るツーリングも楽しいのではないでしょうか。

特にこれから冬にかけて、バイクに乗って冷えた体を温めるのもいいかと思います。

四国中央市は香川県に接している市なので、東に走れば1時間もかからずにうどんの本場香川県に入れるのですが、あえてここの自販機うどんを1杯食べるのもアリかなと。

逆に贅沢。

 

うどん自販機は今後増えることはまずありません。むしろ減る一方でしょう。

お出かけの先で見つけたら、ぜひ食べてみてください。

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