
洗車とは読んで字の如く車を洗うということなんですが、ただ車を綺麗にするのが洗車じゃないんですよ。
車を綺麗にするだけなら洗車機でいいんですが、手洗いには綺麗にするだけじゃない目的があるんです。
たまには手洗い洗車してみませんか。
手洗いの本当の目的

VintageBlue / Pixabay
車を手洗いする時って、
水をかける
↓
シャンプーとスポンジで汚れを落とす
↓
水でシャンプーを流す
↓
拭き上げる
↓
ワックスをかける
っていう流れになるじゃないですか。
で、この過程のうち、汚れ落とし・拭き上げ・ワックスがけの計3行程は車全体を触ることになりますよね。
この「全体を触る」という過程が重要なわけです。
なぜ重要かというと、全体を触ると車の傷とか消耗品の減りを発見できるんですよ。
↓ホイールの傷とか見つけちゃったり。
傷とか消耗品の減りや部品の欠損、故障を見つけることで、自分の運転の癖がわかったり、早めに消耗品を交換したりできるわけです。
例えば写真のように知らない間にホイールが傷付いていた場合。
これは私の車の左前輪の写真なんですが、離合するときに左に寄せすぎて擦ったのだと思います。
擦ったときに気がついていないということは、車幅を正確に把握できていないということです。
そういうことを自覚できれば、今後運転するときに気をつけることができますよね。
(写真は中古買った私の車のもので、傷は購入時にすでに付いていたものです。)
それから消耗品。
本来は運行前点検をしなければならないのですが、実際に車に乗るたびに点検をしている人は少ないでしょう。
ですから、洗車の機会に消耗品の点検もしちゃうのです。
車全体に触れながら近くで見れば、タイヤのひび割れとかすぐにわかりますよね。
それから、部品がぐらついていたり、外れていたりといった車の変化にも気づくことができます。
要は、洗車と同時に車の点検もしようってことなんです。
早めに異変に気付いて、事態が悪化する前に早めの交換や修理をすれば大きな出費も抑えられますし、交通事故の予防にもなるというわけ。
修理が必要な箇所を早めに発見することは運転者として当然のことだと思います。
修理は車屋さんに任せてしまっていいのですが、せめて外観でわかる要修理箇所くらいは自分で見つけろよと。
こまめに洗車をすれば、車を綺麗に保つことができますし、事故の予防にもなるので一石二鳥ですよというお話でした。