憧れのSS(スーパースポーツ)を買ったけど2年で2000kmしか乗らなかった話

私の今の愛車は、2006年式のカワサキZXー10R。

スーパースポーツ(以下SS)というジャンルに分類されるバイクです。

 

2006年は私が普通自動二輪免許を取り、初めてバイクを買った年です。

当時はリッターSS全盛期で、各メーカーとも2年ごとにフルモデルチェンジを行い、しのぎを削っていました。

ZX-10Rの2006、2007年式はD型と呼ばれるモデルで、当時流行だったセンターアップマフラーを備えたバイクです。

中古で購入して2年間乗ったのですが、あと1ヶ月で車検満了を迎えるにあたり、手放すことに決めました。

憧れだったSSに乗ってみての感想などなど、書き綴ってみようと思います。

全て私見です。

私の用途には合わなかった

Up-Free / Pixabay

結論はこれです。

SSはサーキット走行に最適化されたバイクです。

もちろんツーリングに行くこともできるのですが、やはり用途が違うバイクですので、ツーリングオンリーの私には不便だったりしんどかったりで、だんだん乗るのが苦痛になってきました

苦痛ポイントは以下。

SSのここが苦痛

SSでツーリングをするときの苦痛だった点は3つ。

ライディングポジション

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まずはこれ。

セパレートハンドル(垂れ下がったハンドル)でハンドル位置が低いので、必然的に前傾姿勢になるのですが、これがキツい。

前傾姿勢になっても目線は前にしなければならないですから、首は少し上に向けなければならないので首が痛い

おまけにがっつりニーグリップをして、腹筋と背筋で上半身を支えなければならないので背中も痛い

ニーグリップの重要性については、以前に「バイクは下半身で乗れ!ニーグリップのコツを教えるよ」という記事で書いたのですが、ネイキッドバイクだとずっとガチガチにニーグリップはせずに、まっすぐ走るならシートに体重を預けられるじゃないですか。

SSはこれができないんですよ。

手を突っ張ってハンドルに体重を預けるのも危ないですから、ニーグリップと腹筋、背筋で体を支えることになります。

すぐに体が痛くなって、ツーリングに行っても景色を楽しむ余裕はありませんでした。

運転しづらい

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ハンドルが低くて垂れていることに加え、ハンドルの切れ角も小さいので運転もしづらいです。

ネイキッドならば2車線分の道路幅でできていたUターンも、SSだとできませんでした

緊急時の回避もネイキッドに比べると難しいと思います。

硬い足

jingoba / Pixabay

調節はできるのですが、フォーク、サスのストロークは小さく、足は硬いです。

公道を走る上では快適さとは無縁な足回りでした。

使いきれない性能

jingoba / Pixabay

SSは時速300kmを出せるほどのスペックを備えています。

メーターは299km/hまでしか表示しませんけど。

で、私の10Rはフルパワー仕様ではありませんが、それでも11,700回転で最高出力175馬力を発生させます。

 

でも、1速で9,000回転くらいまで回すと時速100kmに達してしまうんですね。

おまけに加速も鬼速いので、アクセル全開なんてできない。

2年間乗って、パワーバンドまで回したこともフルスロットルにしたことも1度もありません

今日も乗ってきたんですが、回しても5,000回転くらいまでです。

 

逆に言えば回転数を上げなくても楽に加速して走ることができる余裕があるということなのですが、メーターの左下の方で針がピョコピョコ動くだけで、あまり楽しくはありませんでした。

同じリッタークラスのバイクでも、ネイキッドだとSSよりは穏やかなのでもっと回転数を上げて走れます。

 

全部買う前から知っていたこと

苦痛な点を3つ挙げましたが、これらは全て買う前から知っていました

承知の上で買ったわけですが、それでも実際に所有してみると、受け入れることができなかったのです。

友達とツーリングに行っても、後半はずっと「早く帰りたい」と思いながら走っていました。




2006年式ZX-10Rのレビューのようなもの

せっかく2年間乗ったので、レビューというほどでもありませんけど、10Rに乗ってみての感想をちょこっと書いてみようと思います。

デザイン

デザインは好みのものですが、私はこのバイクのデザインが一番好きです。個人的には完璧。

2本出しのセンターアップマフラーが特徴ですね。

ほぼほぼデザインに惚れて買いました。。

全体的に丸くて滑らかな印象ですが、実車をみると結構エッジが効いています。

ポジション

10Rの他に乗ったことがあるSSは、S1000RR、SC57のCBR1000RR、K4のGSX-R1000だけですが、これらに比べるとハンドル位置は高くて垂れ具合も穏やかです。

さっきは前傾姿勢が苦痛と書きましたけど、SSの中では比較的楽な方ではないでしょうか。

私は身長169cmですが、両足のつま先が同時にしっかりつく程度の足つきです。

エンジン

一つ前のC型はかなりのじゃじゃ馬で、そのイメージを払拭するためにD型はかなりマイルドになったそうなのですが、確かにそう思います。

C型には乗ったことがないですけど、絶対的にマイルドな特性です。

CBRに比べると、空ぶかしした時の吹け上がりも穏やかですし、走行中にアクセルオフの状態からアクセルを開けてもギクシャクしません。

扱いやすいように感じます。

興味があるなら乗ってみよう

私がSSを苦痛だと感じたのは、最適化された用途と違う使い方をしたからです。

ですが、運転技能や体力、筋力次第ではSSでもツーリングを十分に楽しめるはずです。

 

この記事では、私がSSを2年間所有した結果感じた正直な感想を書きました。

結論として、今回手放すことにしたわけですが、デザインだったり、並ではないエンジン音や排気音の迫力などに惚れ込んで買ったバイクです。

自分の要求を完全に満たすバイクって無いと思うんですよ。

気に入る点と気に入らない点があって、気に入る点の方が多いならば乗り続けるのでしょうが、SSに関しては気に入らない点の方が多かったです。私は。

これは、実際に所有して乗ったからこそわかることです。

恋愛と一緒ですね。

付き合ってみると、それまで気づかなかった嫌なところが見えてくるじゃないですか。

それを受け入れることができるか、受け入れられずに別れるのかということ。

 

 この記事は、「SSはやめておけ」と伝えるために書いたのではありません。 

事実、SSでツーリングを楽しんでいるライダーは大勢いるわけですから、興味がある方は乗ってみればいいと思います。

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